いのりの四季 仏教美術の精華 いのりの四季 仏教美術の精華

臨時休館のお知らせ

新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大防止のため、
10月31日(土)迄、臨時休館とさせて頂きます。

状況によっては、休館期間が延長となることもございます。
その場合は改めてホームページ等でお知らせいたします。

当館と致しましても誠に残念ではございますが、何卒ご理解の程、宜しくお願い申しあげます。

相国寺は一三九二年に室町幕府三代将軍、
足利義満によって創建された禅宗寺院です。
室町時代から現在に至るまで、
京都御所の北に寺域を有し続け、金閣寺、銀閣寺といった
山外塔頭も独自の存在感を誇ってきました。

この六百年、相国寺は京都にあり、
変わらず祈りの場として四季が巡ってきました。
相国寺ではとりわけ六月の観音懺法、
そして十月の開山忌が盛大にとりおこなわれます。
その仏教儀礼は現在も厳修され、
季節の移ろいを感じさせる年中行事としても、
京の人々の心に刻まれてきたのです。

寺院に伝来する宝物は、
それぞれ祈りの場で必要とされたものたちです。
鑑賞するためではなく、
仏を、祈りを荘厳するために求められた宗教芸術です。
本展観では、相国寺に連綿と続く仏教行事に焦点を当て、
承天閣美術館に収蔵されている宝物が
どのように各儀礼を荘厳してきたのかを
四季の花鳥画とあわせ、ご披露いたします。

みどころ 1

後水尾院の
仙洞御所で行われた
かん のん せん ぼう

江戸時代前期、第一〇八代天皇の後水尾院は譲位の後、相国寺の禅僧、昕叔顕晫(きんしゅくけんたく)を導師として出家をはたします。後水尾院が特に強い関心を抱いていたのが、相国寺の観音懺法です。正保二年には、懺法法具一式を相国寺へ寄進し、仙洞御所で相国寺僧による観音懺法を執り行いました。その折の法具は、その後相国寺の観音懺法で用いられ続け、一部の法具は現在も法要に用いられております。本展では現存する後水尾院寄進法具を可能な限り展示いたします。

みどころ 2

みどころ 2

修理記念特別公開
かい さん どう ちょく がく

令和元年、相国寺開山堂内の扁額が取り外され、修理が行われました。この展観期間のみ、特別にその扁額を展示室で間近にご覧いただけます。この展観が終わると再び開山堂の檐の上に掲げられ、遠くから眺めることしかできなくなります。さらに後水尾院の勅額は、その下書きである天皇宸筆の書も同時に展示いたします。この貴重な機会にぜひ、ご覧ください。

みどころ 3

重要文化財の
陸信忠筆十六羅漢、
全十六幅を一挙公開

重要文化財の陸信忠筆十六羅漢、全十六幅を一挙公開

相国寺には、多くの仏教美術の名宝が伝来いたしますが、今回はその中でも選りすぐりの作品群を展示いたします。なかでも、相国寺所蔵の重要文化財、十六羅漢図は中国・元時代に陸信忠によって描かれた作品で、今回は十六幅全てを一堂にご覧いただきます。

重要文化財の陸信忠筆十六羅漢、全十六幅を一挙公開

展示構成

第一章

春 観音懺法

春 観音懺法

毎年六月一七日に相国寺では観音懺法が厳修されます。俗に、相国寺の「声明面(しょうみょうづら)」と称されるように、相国寺は、お経に節づけて奏でることを得意としてきました。観音懺法はその声明が伝わる代表的な儀礼です。 中世より記録の残る観音懺法は、白衣観音を本尊とし、罪を懺悔する法要です。江戸時代には、後水尾院の仙洞御所で相国寺僧が儀式を行ったこともあります。その折の法具を中心に、連綿と現在に続く法要の世界を、寺宝からご体感ください。

第二章

秋 開山忌

秋 開山忌

相国寺は足利義満によって、明徳三年(一三九二)、創建されます。義満は相国寺創建に尽力した禅僧、春屋妙葩を開山として招じましたが、春屋は固辞し、既に没していた師であり自身の叔父である夢窓疎石を第一世としました。その勧請開山である夢窓疎石、第二世春屋妙葩、そして開基である足利義満の尊像などがまつられた開山堂では、毎年一〇月二一日、開山忌が盛大に厳修され、その遺徳を偲びます。

第三章

寺院を荘厳する花鳥風月

寺院を荘厳する花鳥風月

寺院は仏をまつる空間を中心に成り立っていますが、障壁画や伝来の屏風、掛け軸などには、様々な風景、生き物たちが描かれています。その愛くるしい姿もまた、この世界全てのものが仏であるという仏教観を伝えます。

第四章

仏教美術の精華

仏教美術の精華

寺院では四季を通じて様々な法要がとりおこなわれます。その折々に、方丈、書院など寺院内の各所に仏画を中心に荘厳された空間が整えられます。正月の修正会には釈迦十六善神、二月の涅槃会には涅槃図……伝来の仏教美術の精華をここにご覧いただきます。

開催情報

会期: 2020年11月1日(日)~ 2021年1月17日(日)
開館時間: 10:00〜17:00(入館は16:30まで)
休館日: 会期中無休
入館料: 一般800円
(65歳以上・大学生600円 中高生300円 小学生200円)
※一般の方に限り、20名様以上は団体割引で各700円
主催: 相国寺承天閣美術館 日本経済新聞社 京都新聞
協賛: 一般財団法人 萬年会
協力: MBS

相国寺承天閣美術館

京都府京都市上京区今出川通烏丸東入

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JR京都駅より

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